年末まで、おせち料理の講習を連日開催しています。
和食が無形文化財に認定された今年は
おせち料理も見直して・・と思います。
今日はレンジで『松風』を作ってみました。
切るとこんな感じです。
さて、おせち料理にはそれぞれの料理に込められた思いがあります。
その中で『松風』の由来がロマンチックで素敵〜♪
◆◆◆松風の由来◆◆◆
「松風」は能の「松風」というお話に由来しています。
昔、平安時代に在原行平(ありはらのゆきひら)という男性が
松風という娘と須磨の浦(すまのうら)という場所で恋に落ちました。
ところが、行平は都に帰らなくてはならなくなりました。
松風は行平がもう帰ってこないと知りながら、須磨の浦の浜辺で
一本の松の木を行平だと自分に言い聞かせ続けました。
この様子を「松風(待つ風)ばかりで浦さびし」と表現しました。
一方、この料理ですが、表面はけしの実や青のりで飾ってありますが
裏はなにもついてなく寂しいものです。
ですから、裏(浦)さびしい=「松風」と命名されました。
では、どうしてお正月にそんなさびしい料理を食べるのでしょうか?
それは「裏がない」=「隠し事がない」を表すからです。
今年一年、悪いことをせず、真っ直ぐに生きていこうという思いが込められているそうです。
おせちの由来を知り、手作りの料理を囲んで
こんな話をご家族で語り合うのも素晴らしい和食の文化だと思います。
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